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理念の妥協

2年近く前のことですが、
ある会員さんが、稲盛和夫さん(京セラ創業者)のテレビの対談番組でのお話を紹介してくださいました。

稲盛さん 「理念を曲げちゃならんのです」

聞き手   「会社を守るためには少しくらい妥協しなくちゃいけない時があると思うのです」
       「もし理念を守ることで会社がつぶれそうになった場合はどうするのですか?」

稲盛さん 「その時はつぶすのです」
        「理念も哲学もない会社が生き残っても意味がないのです」

聞き手   「会社を守るために少しくらいの妥協だったら許されるのでは」

稲盛さん 「いや、決して妥協してはならんのです」
        「少しくらいという気持で一度妥協すると、今度は妥協したところが
        新しい判断基準になる、次には、その判断基準からまた妥協していって、
        どんどん基準が緩んでいく」
        「そんな会社の社長も、うちの会社には理念が存在する、と思っているが、
        実際にはそんな会社には理念はない」

そうですよねー。
そうあるべきですよねー。
   「理念が大事」 「うちの会社には理念がある」 「お前たちも見習えっ」 って、
   いつもおっしゃる私の知り合いがいらっしゃるのですが、
   その方の会社は、外から見ると
          「言っていることとやっていることが違うじゃないですか」
   って言いたくなるような会社なのですが、

そのお方に先日、また 「説教」 をされまして・・・。
稲盛さんのお話を思い出したのでした。

コメント

会社は命も違って生き続けるのが目的でないという言葉を思い出しました。
本当に心が引締ります。
ありがとうございます。

理念と理想のちがい?

興味があって調べてみました。
<理念>
■ある物事についての、こうあるべきだという根本の考え
■純粋に理性によって立てられる超経験的な最高の理想的概念。

<理想>
■人が心に描き求め続ける、それ以上望むところのない完全なもの。そうあってほしいと思う最高の状態
■「―を高く掲げる」⇔現実。


こうありたい!を支えるものが理念・・?
考え方は在り方(姿勢)ですよね。

ん〜〜〜〜私はきちんと理念を持って進んでいるのでしょうか?
理想に支えられた経営をしてはいないでしょうか?

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