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2009年10月28日

所信表明演説

鳩山首相の先日の所信表明演説。
「思い 」 ばかりで抽象的、具体像が見えない、などなど、
厳しい評価も多々あるようですが、
私はその思いに、新鮮で素直な姿勢を感じ、応援したいという気持になりました。
(甘いかもしれませんが・・・)

それに、小手先の方法論や術策ばかりで、「思い」のない指導者よりはずっといい、
とも思いました。
また、民主党の党首があのダーティーなOさんから交代していて良かったなー、
とも思いました。
とっても主観的な意見ですが、民主党の党首がOさんでなかったのは、
日本国民にとっても大正解だったと、私は思います。

    一点だけ、K金融担当相ついては・・・・、
    (・・・NG )

しかしこれも、鳩山首相の言う 「つまづいたり、頭をぶつけたり 」 の一つかもしれませんね。

2009年10月11日

手間をかける

先週参加した、福岡での小さな勉強会。
多重債務に陥った人の支援をしながら、「人生」や「自分自身」、「ライフプラン」の大切さに気付いてもらう、そんな活動をしている、ちょっと変わったFPさんの発表でした。

そのFPさんが大切にしていることは、

     「 手間をかける 」

多重債務に陥ったとき、たいていの人は法律の専門家の手を借りて(=お金をかけて)、
債務を整理したり過払い金利を取り返したりしているそうなのですが、
そのFPさんはお客様(多重債務者)に、
   自分自身で 「訴状」 を作らせたり、
   「裁判所」 に何度も足を運ばせたり、
結局お客様自身に相当かつ多大な手間をかけさせて、
解決に導くお手伝いをしているらしいのです。

 私   : それって、お客様自身も大変だけど、
        あなた(FPさん)自身も滅茶苦茶大変でしょう?
        それでいったいいくらもらってるの?

FPさん : 弁護士法との兼ね合いもあって、私はほとんどお金をもらえません (苦笑)
        割の合わないビジネス、というよりほとんど社会貢献活動のようなものでして・・・。

でもそのFPさんは、こう続けたのです。

       時間をかけて大変な手間をかけることで、
       お客様たちはいろんなことに気付かれるようです。
       そしてそれは、その人たちにとって、
       手間をかけなければ気付くことのできなかったこと のようなのです。

       世の中、「お金で解決」ということが増えて、
       手間をかけずに済ませることが多くなってきました。
       そのおかげで、私たちが失くしているものも大きくなってしまったように思います。

       自分で手間をかけて問題を解決したお客様たちは、
       そこからが私にとっての、本当のお客様だと思います。
       じっくりと 「ライフプラン」 でお付き合いを続けます。


脱帽です。  恐れ入りました。  <(_ _)>