あなたの夢実現のナビゲーター:エムプラン

■あなたの起業を応援します
以下は、アヴァンティ2006年5月号掲載された記事を転載しております。

FP(ファイナンシャルプランナー)は、ただ保険や貯蓄に詳しいだけの人じゃない。
その知識をもって、あなたの夢を実現させるための応援をしてくれる人なのだ。
すべての人に向けた一般的な「起業セミナー」ではなく、その人に即した方法で支援してくれるパートナーとして、FPに相談する人も多い。

今回は、北九州のFPの草分け的存在である三谷慶太先生と、専業主婦から「ライフアップカレッジ ウーヴル」を起業した三宅美穂子さんに起業について語ってもらった。
起業したい人、起業したもののなかなか軌道にのらない人は必見!


<編集部>
三宅さんが三谷先生の所に相談に行ったのはどうしてですか?
<三宅>
昨年春、三谷先生が講師をしていたアヴァンティイベントに参加したのがきっかけです。その後こちらの事務所に伺いました。ちょうど住宅ローンを借りたばかりだったので、それについて相談しようと思って…。

<三谷>
もともとは住宅ローンの相談だったんだけど、お話を聞いていくうちに三宅さんが3カ月前に起業したばかりだということがわかって。経営者っていうのは、事業がうまくいっているかどうかがプライベートにも大きな影響を及ぼすんです。三宅さんの場合も、住宅ローンの支払い計画よりもまずは事業を軌道に乗せることが先決だと思いました。だから「まずそっちから考えていきませんか?」と提案した。

<三宅>
「ウーヴル」を起業するにあたって福岡の経営コンサルの方に相談していましたが、遠いこともあって立ち上げてからはなかなか行けず…。FPという視点からの相談をしたかったので、先生がおっしゃる通り住宅ローンは半分口実でした。お話しして、三谷先生には今まで相談してきた方にはない印象をうけました。私が話すことを否定せず、やりたい!と強く希望することに対して全てを受けとめ、「じゃあそのためにはどうしたらいい?」を一緒に考えてくれたんです。

<三谷>
自分も当たったことのある壁だから、起業する時の気持ちはすごくよく分かるんです。

<三宅>
先生と話しているうちに、自分の中にあった答えがどんどんハッキリした形になってきた。ここに来て、もともと自分の中にあった「行きたい方向」へ向かえてる、というのをずっと感じてます。何のために事業をしたいのか、何のために生きているのか。私に必要なものを、的確に引き出してもらえたんです。『ウーヴル』の場合は「いろんなことを知るための嬉しさを知って、いい人生を過ごしてもらいたい。カルチャーを通して、お客様の役に立ちたい」という思いが芯にありました。

<三谷>
どういう想いの延長線上にあるビジネスなのかがわかれば、これから事業をどのように展開していけばいいか見えてきやすいんですよ。

<編集部>
先生にとってFPの仕事とはどんなものですか?
<三谷>
事業を起こすということは、自分という株に投資するようなもの。ハイリスクハイリターンですが、ワクワクドキドキはとっても大きい! それを一緒に感じられるのが、FPをしていて一番嬉しいところですね。お客さんの夢を、一緒に見せてもらっているような感じ。僕たちはプレーヤーじゃなくて裏方。それをもどかしく感じることもありますが、でも、だからこそプレーヤー以上に一生懸命旗を振って応援するぞ!って思ってますよ。

<三宅>
私、FPって個人だけを対象にしているのかと思ってたんですよ。でも法人も受け付けてくれているんですよね。あとこういう相談料ってすごく高いのかと思っていたら全然違ったのでちょっと驚きました。私にとってFPは、貯蓄や保険に詳しいだけじゃなくて「生きていくための道具の使い方を、その人に合った方法で教えてくれる人」という感じですね。

<編集部>
起業を考えている人にメッセージをお願いします。
<三谷>
全部を自分で背負いこまないこと。自分に足りないものはそれぞれの専門家に任せればいい。起業に必要なのは「自分はこの事業で何を実現したいか」「客のために何をしたいのか」というビジョン。これをはっきりさせるのは起業する方、本人にしかできません。それが第一歩です。
 もちろん資金の問題など、不安はたくさんあると思います。でも目的地=ビジョンがハッキリしないままお金の計算から始めてしまうと、障害にぶつかってよけたりしているうちにどこに向かっていたかわからなくなってしまうんですよ。目的地さえハッキリしていれば、そこに向かうのにどういうハードルがあるかが分かる。それをどう越えていくかを考えることができます。そのお手伝いは僕がします。だから怖がらずに、したいことに挑戦してください。 応援していますよ!